ツノダ カズヤ   TSUNODA Kazuya
  角田 和也
   所属   日本女子体育大学  体育学部 子ども運動学科
   職種   講師
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2006/11
形態種別 その他
標題 「依頼原稿」
発達心理学の視点から特集「臨床の知」と生徒指導
執筆形態 単著
掲載誌名 生徒指導学研究
掲載区分国内
巻・号・頁 (第5号),25-32頁
概要 中村(1992)によって示された「臨床の知」という概念をもとに、発達心理学の立場から現在教育現場で行われている生徒指導のあり方について考察した。この中で、教師が子どもを見る視点として「科学の知」-「臨床の知」という軸と「心理学的」-「教育実践的」という軸の2種があり、これらの組み合わせからなる計4つの視点があることが見いだされた。しかしながら、これらの視点のうち「心理学的科学の知」にとらわれたものの見方をする傾向が教育現場においては強くなっている可能性が明らかになった。そこで今後の生徒指導のあり方として、「心理学的科学の知」の視点の偏重から脱却し、他の3つの視点から得た主観や偏見などが入り混じっていない自分の中に生じた純粋なものをもっと信頼していくことが、子ども理解を深めていくことに繋がっていくであろうと指摘した。