カトウ アキコ   Akiko Kato
  加藤 陽子
   所属   十文字学園女子大学  教育人文学部 心理学科
   職種   教授
発表年月日 2017/09
発表テーマ 「親アイデンティティを規定する要因に関する探索的検討(1)-父親の育児行動に対する母親の評価及び育児ストレスと母親アイデンティティとの関連- 」
会議名 日本心理学会第81回大会
学会区分 全国学会
発表形式 ポスター
単独共同区分 共同
開催地名 久留米シティプラザ
発表者・共同発表者 共同発表者:石田有理・山下倫実・加藤陽子
概要 本研究の目的は,幼い子どもを持つ母親が「親としてのアイデンティティ」を獲得していく過程を明らかにするために,どのような要因が関連するのかを探索的に検討した。その結果,育児不安によるストレスが高いことと,子どもに対する支援を父親が行っていると評価していることも,親としての自信を持ちにくい要因となっていた。一方,夫婦関係に満足しており,育児不安によるストレスが低いと,親役割を受容し親としての効力感を感じやすいことが示された。また,母親自身に対する支援を父親が行っていると評価していると,母親の親としての効力感は高まるが,同時に,父親支援のなさによるストレスが高いことも,親としての効力感を高める要因となっていた。