ヤノ ケイコ   Keiko Yano
  矢野 景子
   所属   十文字学園女子大学  人間生活学部 人間福祉学科
   職種   准教授
発表年月日 2016/05
発表テーマ 「1-2歳児の異年齢集団にみる散歩場面の再考」
会議名 日本保育学会研究大会
主催者 日本保育学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 家庭的保育者のフォーカスグループインタビューの分析から、(1)1-2歳児の異年齢集団であることの個々の発達の特徴と多様性①特定の保育者との愛着が強くなること②歩けるようになる身体的な発達が顕著な時期であること③個々の欲求(散歩の目的やコース選択)が多様になること、④会話ができるようになっていくこと(言語発達)]を肯定的に捉えていることを明らかにした。また、(2)小集団であることの利点を生かした援助の工夫①子どもが個々にコースを選ぶことに応えること②「かくれんぼ」や「おいで」の遊びを通して楽しみながら緩やかに「進む」こと]が見出された。  
さらに、地域の「待ってくれている」存在や継続的な場が在ることが、「立ち止まる」ではなく『立ち寄る』散歩の意味を生み、子ども・保育者の散歩の意義となっていることが示唆された。