ヤノ ケイコ   Keiko Yano
  矢野 景子
   所属   十文字学園女子大学  人間生活学部 人間福祉学科
   職種   准教授
発表年月日 2015/05
発表テーマ 日本保育学会発表「3歳未満児の遊びの連続性における身体接触の変容」
会議名 日本保育学会研究大会
主催者 日本保育学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
概要 家庭的保育におけるK児(2歳児)の連続される遊び場面の事例から、身体接触の特徴とプロセスを分析し、K児の身体の志向性と保育者の身体的援助の構造化から、繰り返される遊びにおける「接触」について考察を行った。その結果、「滑る行為」の連続性においては、「接触」の展開の特徴がみられた。①K児の保育者へ手を伸ばすまでの身体性と保育者の身体性のズレ②接近にみられる身体的応答性 ③接触場面にみられるK児の「滑る体感の変化」に伴う「接触」の変化④援助の「接触」から遊びを持続させる「接触」への変化である。これらの結果より、K児の「接触」の変容にみられるように、継続的な保育の場においては、特定の他者を選択し、その関係性と文脈の中で「接触」が展開されていくことを明らかにした。