ヤマモト シゲル   Shigeru Yamamoto
  山本 茂
   所属   十文字学園女子大学大学院  研究科 食物栄養学専攻
   十文字学園女子大学  人間生活学部 食物栄養学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2002
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 Nutrition during pregnancymay be associated with allergic diseases in infants.  (妊娠期の栄養は新生児のアレルギーに関係する)
執筆形態 共著
掲載誌名 J Nutr Sci Vitaminol
巻・号・頁 48,345-351頁
著者・共著者 著者:Ushiyama Y, Matsumoto K, Shinohara M, Wakiguchi H, Sakai K, Komatsu T,Yamamoto S.
概要 乳児のアレルギーの要因として、妊娠中の母親の高エネルギー、高栄養素の摂取があるのではないかと考え調査を行った。高知県で乳幼児健診を受診した児の母親に児のアレルギー性疾患の既往歴、家族歴、身体計測、および食物摂取頻度調査法による食物・栄養素摂取調査を行った。調査用紙の回収数は2,642(回収率94.7%)であった。乳幼児のアレルギー性疾患の罹患率はアトピー性皮膚炎6.0%、食物アレルギー3.7%、気管支喘息及び喘息様気管支炎(喘息)3.2%であった。アレルギー性疾患を持っている児の約6割に家族歴があった。児の出生時の頭囲、胸囲および、母親の妊娠前および出産前のBMI, および脂質と野菜の摂取は児のアレルギー発症と正の相関が見られた(P<0.05)。脂質と野菜は気管支喘息発症を促進していた(P<0.05)。以上の結果は、妊娠中の母親の高いエネルギーや脂質の摂取は、乳児の気管支喘息の発症を促進することを示唆している。研究計画、実施、データ処理、論文作成を指導した。