ヤマモト シゲル   Shigeru Yamamoto
  山本 茂
   所属   十文字学園女子大学大学院  研究科 食物栄養学専攻
   十文字学園女子大学  人間生活学部 食物栄養学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2001
形態種別 研究論文
査読 査読あり
標題 Glutamine and arginine affects Caco-2 cell proliferation by the promotin of nucleotide synthesis.(グルタミンおよびアルギニンが ヌクレオチド合成能を高めてCaco-2 細胞の増殖を促進する)
執筆形態 共著
掲載誌名 Nutrition,
巻・号・頁 18,329-333頁
著者・共著者 著者:Yamauchi K, Kulkarni AD, Komotus T and Yamamoto S.Yamauchi K, Kulkarni AD, Komotus T and Yamamoto S.
概要 グルタミン(Gln)やアルギニン(Arg)は、腸疾患の改善、免疫機能の亢進などの生理機能を発揮する。ヌクレオシド(NS)やヌクレオチド(NT)も腸機能や免疫機能を高める。我々は、Glnの生理機能は窒素を供給してNT合成を高めて発揮されていること、Argの生理機能はGln からArg合成の流れを節約しNT合成を促進させることで発揮されているとの仮説をたてた。さらにGlnの生理機能はエネルギー源としてではないとの仮説をたてた。これらの仮説を立証するために、本実験ではNT合成能力の無いガン化した腸上皮細胞Caco-2 の増殖に対する,Gln、Glu、Arg および NS+NTの効果、L- [5-15N]-Gln から NT の15Nへの取り込みに対するArg,とNS+NT添加効果を調べた。その結果、 Gln と NS+NTはCaco-2 細胞の増殖を高めるが、Gluは影響しなかった。また、NS+NTはGlnの約100分の1の量で同様な効果を示した。ArgはGlnが存在するときのみに細胞増殖を促進した。さらに GlnのNT合成はArg添加によって増加し、NS+NT添加によって減少した。これらの結果は、我々の仮説を実証したものである。研究計画、実施、データ処理、論文作成を指導した。