ヨシダ マサヒロ   Masahiro Yoshida
  吉田 昌弘
   所属   生涯スポーツ学部 スポーツ教育学科
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2013/07
形態種別 総説
標題 骨性の足関節前方インピンジメント症候群に対する鏡視下術:リハビリテーション編
執筆形態 共著
掲載誌名 臨床スポーツ医学
巻・号・頁 30
著者・共著者 吉田昌弘、片寄正樹
概要 足関節前方インピンジメント症候群は、インピンジメントが原因で運動中に生じる足関節前方の痛みと定義されている。足関節捻挫に起因して生じる足関節前方のインピンジメントは、距骨および脛骨の骨棘形成、軟部組織性のmeniscoid lesion、滑膜増殖、遠位脛腓靱帯の肥厚などが原因と考えられている。骨棘は、足関節の背屈時に脛骨遠位部の前縁と距骨が衝突する圧縮や、底屈時に関節包が骨を牽引することで形成されると考えられている。骨棘は足関節の前内方でしばしば認められ、背屈時に足関節前内方でインピンジメントすることにより疼痛が生じると考えられている3。足関節前方インピンジメント症候群に対する術後リハビリテーションの目標は、足関節の可動域制限と下腿および足部の筋機能を改善し、骨棘の発生に影響を与える足関節捻挫の再発を予防することである。本章では、足関節前方インピンジメントの術後のリハビリテーションについて確認すべきポイントとその治療法を述べる。