アイハラ マサヨ
  相原 征代
   所属   国際コミュニケーション学部 国際コミュニケーション学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/01
形態種別 紀要
標題 1900年前後フランス規制売春制度の変容と梅毒--梅毒という「他者」の排除から受容へ
執筆形態 単著
掲載誌名 青山国際政経大学院紀要
掲載区分国内
出版社・発行元 青山学院大学国際政治経済学会
巻・号・頁 (11),247-269頁
著者・共著者 相原 征代
概要 梅毒という人間の性的欲望と切り離すことのできない病気を、社会がどのように他者として「排除」しようとしてきたかを明らかにするために、フランスで行われていた規制売春制度(「フランス方式」)を取り上げた。梅毒の治癒可能性が「他者」としての社会的排除の必然性を減少させ、売春婦と普通の女性の区別の不明瞭化が、売春婦の社会的排除を困難にさせたのである。1900年前後のフランスにおける規制売春制度の変化は、梅毒という「他者」の排除から受け入れへという心性の変化を伴って起きたのではないか、というのが著者の結論である。
ISSN 13441310
NAID 40005200276