ハヤカワ マナミ
  早川 真奈美
   所属   看護学部
   職種   専任講師
発表年月日 2012/10
発表テーマ 安楽死事件を題材としたディベートの効果の検討
会議名 日本生命倫理学会 年次大会 第24回
主催者 日本生命倫理学会
学会区分 全国学会
単独共同区分 単独
開催地名 立命館大学
概要 終末期の患者に携わる看護師の役割は大きく、看護学生に対して終末期看護に関する教育について方法及び内容の検討が必要であると考えた。そこで、看護学生に対して、安楽死事件を題材としたディベートを実施し、患者、患者家族、医療者の立場の側面から感じたことについて討論後のレポートを分析した。その結果、患者:「身体的苦痛」、「自己決定権の行使ができない」、患者家族:「複雑な感情」、「法的責任が問われない疑問」、医療者:「直接手を下す苦悩」「家族や同僚とのコミュニケーション不足」、「医師免責とならない怖さ」にカテゴリー化された。ディベートを行ったことで、ターミナル期の患者にとって、生死の判断は自己決定すべきということ、家族の患者に対する思いを傾聴することや家族背景を考えていくこと、チームアプローチの重要性など必要とされる看護について、論理的に捉えることが出来たと推察される。