タケウチ ヨウコ   Takeuchi Yoko
  竹内 陽子
   所属   看護学部
   職種   准教授
発表年月日 2004/10
発表テーマ 看護師の業務改善に対する主体的態度について:心理的側面から「現状・問題の分析」を行って
会議名 石川看護研究学会(現:看護実践学会) 第19回石川看護研究学会
学会区分 地方学会
発表形式 口頭(一般)
発表者・共同発表者 共同発表者:竹内 陽子  宮本仁美 岡田まり 丸吉和歌子 盛一美智子
概要 目的は看護業務を行う時の看護師の心理について、現状を把握し問題の分析を行うことである。対象は、インタビューアを除く、病棟看護師14名で平均年齢44±8.1歳、期間は2002年7月~12月であった。データ収集方法は、看護業務を自ら行った時の心理と、他者から与えられたことをする時の心理を、半構成面接法を用いてインタビューした。分析は質的・帰納的に行いコードからサブカテゴリー・カテゴリーを抽出し、現状の分析のために、肯定的、否定的意見に分けた。結果、自らの肯定的意見として、【満足感】【役割意識】【興味・欲求】【意欲】の4つ、否定的意見として【自己行動の否定】【割り切り】【やる気と戸惑い】【不安と戸惑い】【スタッフへの葛藤】の5つと、他者からの肯定的意見として【満足感】【興味・共感】【意欲】【協力審】の4つ、否定的意見が【他者行動の否定】【戸惑い】【反発心、攻撃心】の3つが抽出された。現状の問題の分析をしたところ、マズローの基本的欲求が満たされている時に自ら行動し、他者からのことも受け入れられた。自ら行うには自己実現のサポートが必要であった。