コイヌマ ヒロツグ
小井沼 広嗣 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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発表年月日 | 2010/02 |
発表テーマ | 「公と私の歴史哲学――アレントを手がかりとした『精神現象学』「精神」章再読の試み」 |
会議名 | 第38回インター・ユニ哲学研究会 |
学会区分 | 研究会・シンポジウム等 |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 立正大学 |
概要 | ヘーゲルとハンナ・アレントには公共性の理念と歴史認識において興味深い接点がある。本発表では、両者が相通じる《公的空間における自由》という理念を抱きつつも、古代から近代に至る歴史の変遷については対照的な洞察を示しているという点を指摘すると共に、「公」と「私」を厳密に分離するアレントとは異なり、ヘーゲルが近代における公共性の創出可能性に関して普遍性(公)と個別性(私)の両契機を不可分な仕方で把握していることをも指摘した。 |