コイヌマ ヒロツグ
小井沼 広嗣 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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発表年月日 | 2015/03 |
発表テーマ | “Die notwendige Modifikation der natürlichen Triebe und die Bildungsgeschichtedes freien Willens bei Hegel, abgehandelt im Zusammenhang mit Fichtes Sittenlehre” |
会議名 | 第5回哲学社会思想フォーラム |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 一橋大学 |
概要 | 本発表では、自由意志の成立を精神の自己実現過程のうちに捉えようとするヘーゲル固有の視座が、彼がイェーナ後期にフィヒテの衝動論を批判的に継承するなかで形成されたものであることを究明した。フィヒテは「実践我」の根本衝動から諸々の意識形態の成り立ちを導出しようとしたが、本稿では、こうしたフィヒテの知見を批判的に継承しつつ、自らの精神哲学構想において、《衝動の陶冶》という視座を内包した独自の意志論を形成するに至ったヘーゲルの思索の道のりを明らかにした。 |