ヒラバヤシ トヨキ   Toyoki Hirabayashi
  平林 豊樹
   所属   教育学部
   職種   准教授
発表年月日 2001/11/24
発表テーマ プラティック理論に於ける認識論と国家論
会議名 日本社会学会大会(第74回)
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 単独
開催地名 一橋大学
概要 ブルデューの国家論の斬新さと、それに基づいて切り拓かれる見通しとを、究明した。国家は、物理的暴力と象徴的暴力とを独占的に行使するものであり、経済資本から象徴資本に到る迄の資本の集中点である。国家は、物理的暴力(軍事、警察)の独占と経済空間の統合(国民市場の創造)とが関連し合って生じた。その過程で官僚制化した国家は、普遍性を楯に、国家内の事物を正統化する権力を持つに到り、国民の心性を構築した。国家の強大な権力は、科学の自立性や独立をも左右する。