ハマチヨ イヅミ   Izumi Hamachiyo
  濱千代 いづみ
   所属   教育学部
   職種   教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 1995/03
形態種別 研究論文(学術雑誌)
標題 天草版平家物語の形容詞の語彙の特色―平家物語・源氏物語と比較して―
執筆形態 共著
掲載誌名 解釈学(『日本語学論説資料』第32号に再録)
掲載区分国内
出版社・発行元 解釈学事務局
巻・号・頁 (第13輯),47-56頁
担当範囲 本人は二つの『平家物語』の形容詞を抽出し,使用度数を計量した。これを近藤とともに『源氏物語』と比較した。本人が原稿を書き,近藤の助言で字句を修正した。
著者・共著者 ◎近藤政美,濱千代いづみ
概要 天草版『平家物語』の形容詞の語彙を計量的な面から『平家物語』・『源氏物語』と比較,分析して,次のような特色を明らかにした。①3作品に共通して多いのは「無し・よし」などの日常語,基礎語である。②天草版・『平家物語』に多いのは「おびたたし」など中世によく用いられた語である。③天草版にのみ多いのは「ござない・おりない」など室町時代の話し言葉。『平家物語』にのみ多いのは「たっとし・まさし」など天草版に対応する語句や話がない語。『源氏物語』にのみ多いのは「いみじ・わりなし」など宮廷女流文学という作品の性格を表す語である。本人は二つの『平家物語』の形容詞を抽出し,使用度数を計量した。これを近藤とともに『源氏物語』と比較した。本人が原稿を書き,近藤の助言で字句を修正した。