イシハラ タカコ
石原 多佳子 所属 看護学部 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/03 |
形態種別 | 研究論文 |
標題 | 第1子を育児する父親の対処行動の変化と役割行動の関連要因
――対処行動得点の増加群と減少群の比較から―― |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 愛知県立大学看護学部紀要 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 25 |
著者・共著者 | 杉山希美,小林和成,石原多佳子 |
概要 | 本研究は,第1子を育児する父親の対処行動の特徴と役割行動に及ぼす関連要因を明らかにする.方法:第1子をもつ父親を対象に,子どもが生後1か月時と生後6か月時に記名自記式質問紙調査を行った.生後1か月時から対処行動尺度総得点が増加した者を増加群,減少した者を減少群とし,役割行動の関連要因の相関分析を行った.結果:増加群は対処行動3因子すべてが増加し,減少群は対処行動3因子すべてが減少していた.役割行動の関連要因について,増加群は体験と家事行動および育児行動に正の相関があり,減少群は体験と仕事時間に負の相関,意識と育児行動に正の相関を示した.考察:増加群の父親は生後1か月時に積極的に育児に取り組み,減少群の父親は生後1か月時に職場内の価値観と自らの育児参加について模索する父親であった.父親が希望する育児参加を支援するためには,社会環境の整備の他に,父親の対処行動の特徴に応じた支援が必要である. |