イシハラ タカコ
石原 多佳子 所属 看護学部 職種 教授 |
|
言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/03 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 高齢者虐待回避のために施設入所に至った介護者の心情とその支援ー介護支援専門員へのインタビューからー |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本高齢者虐待防止学会誌 高齢者虐待防止研究 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | 12(1),78-85頁 |
著者・共著者 | 石原多佳子,表志津子,小林和成,纐纈朋弥 |
概要 | 介護支援専門員の語りから被虐待者が施設に入所した前後の介護者の心情を推察し、施設入所後の介護者の支援の方向性について検討することを目的に12名の介護支援専門員に3名ずつのグループインタビューを行った。その結果、6つのカテゴリーが抽出された。被虐待者が施設に入所したことにより、施設入所前の【介護者と高齢者との相補的な関係】【積み重ねられた生活歴】【高齢者の変容に追いつかない介護者の葛藤】【介護への自負】といった思いが、施設入所によって断ち切られ、さらに【地域の中で自宅という閉鎖空間での孤立】とあいまって介護者の心情が不安定になることから、介護支援専門員が【入所決断の正当性の確認と別居後の空虚感を伴う生活の再構築】がなされることが明らかになった。 |