ウチダ ケンタ   Kenta Uchida
  内田 健太
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2012/03
形態種別 研究論文 
標題 斎藤拙堂「再帰下岐蘇河」小考
執筆形態 単著
掲載誌名 岐阜聖徳学園大学国語国文学
掲載区分国内
出版社・発行元 岐阜聖徳学園大学国語国文学会
巻・号・頁 (第31号),66-84頁
概要 江戸時代の儒者斎藤拙堂の「西帰下岐蘇河」詩を精読し、この詩が、杜甫そして韓愈の文学言語を「レンズ」として、木曾川の景観を長江の風景になぞらえた「岐蘇河」として詠じたものであること、また、その「奇」への志向をもう一方の「レンズ」として、奇絶なる「岐蘇河」の風景を享受しようとするものであることを指摘し、さらに、先行する中国思想・文学との類比を通して、その美しく磨かれた「レンズ」のむこうに、木曾川の激流がもたらす「スリル」に興じる「穏和で堅実な学者」斎藤拙堂の姿がみてとれることを論じた。