コイヌマ ヒロツグ
小井沼 広嗣 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/12 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
査読 | 査読あり |
標題 | 「無限性と欲望――「意識は本質的に自己意識である」というテーゼをめぐって」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『ヘーゲル哲学研究』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (第26号),111-125頁 |
概要 | 『精神現象学』における「意識」から「自己意識」への移行の議論には、《意識は本質的に自己意識である》という近代観念論のテーゼを独自の弁証法的な視座から再構成しようとするヘーゲルの意図が認められる。本稿では、このヘーゲルの自己意識概念が、カントやフィヒテのそれをどう乗り越えようとするものなのかを考察すると共に、ヘーゲルが「自己意識は欲望一般である」と規定していることに着目し、この自己意識理解の意義を、カントとフィヒテが提示した「実践理性の優位」という思想との関連から検討した。 |