コイヌマ ヒロツグ
小井沼 広嗣 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/09 |
形態種別 | 学術書 |
標題 | 『ヘーゲル講義録入門』 |
執筆形態 | 共著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 法政大学出版局 |
巻・号・頁 | 199-216頁 |
担当範囲 | 担当箇所:第11章「神学講義――「神の存在証明」をめぐって」 |
著者・共著者 | 編者:寄川条路 著者:赤石憲昭、真田美沙、大河内泰樹、池松辰男、鈴木亮三、岡崎龍、中畑邦夫、瀧本有香、片山善博、小島優子、小井沼広嗣、三重野清顕 |
概要 | 本稿では、ヘーゲルが1829年夏学期に行った「神の存在証明に関する講義」の意義と特色を考察した。この講義の狙いは、西洋形而上学の伝統における三つの神の存在証明をただ一つの思弁的概念の発展過程のうちに位置づけ直すという点にあるが、同種の議論が展開されている論理学講義や宗教哲学講義とは異なる当該講義の独自性は、従来の「悟性」的な神の存在証明の欠陥を指摘するとともに、同時代の「直接知」の立場をも論駁するという点に認められることを指摘した。 |