コイヌマ ヒロツグ
小井沼 広嗣 所属 教育学部 職種 専任講師 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2012/03 |
形態種別 | 研究論文(学術雑誌) |
標題 | 「『精神現象学』における「道徳性の生成」のモチーフの展開」 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 『法政大学大学院紀要』 |
掲載区分 | 国内 |
巻・号・頁 | (第68号),1-9頁 |
概要 | ヘーゲルは『精神現象学』の「理性」章B節において、「人倫的実体とは何か」を自覚する知のあり方を「道徳性」と呼び、そうした意識が成立するに至るまでの意識の経験の過程が論じているが、この主題は当該の章では完結していない。「道徳性の生成」というモチーフは、続く「精神」章の叙述展開をも貫くものであり、とりわけ良心論は、このモチーフを反復・補完・拡張するという積極的意義をもつことを本稿では指摘した。 |