キドウラ トヨカズ   Kidoura Toyokazu
  木戸浦 豊和
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2015/09
形態種別 研究論文 
査読 査読あり
標題 悲劇論の時代――〈sympathy〉と明治二〇年代の〈感情の文学理論〉
執筆形態 単著
掲載誌名 『文芸研究――文芸・言語・思想』第180集
掲載区分国内
出版社・発行元 日本文芸研究会
巻・号・頁 31-43頁
総ページ数 13
概要 本論文は「同情」の原理を明治期の批評に探り、漱石の理論を歴史的に捉え返すことを意図した。対象としたのは、石橋忍月・大西祝・島村抱月・田岡嶺雲らの悲劇論である。これらの評論家は「同情」の原理に基づき、悲劇が読者に与える「感情」の経験を解明しようと試みた。漱石の理論も「同情」の原理に拠って読者の「文芸の賞翫」を基礎付けようと試みる点で、これらの悲劇論と関心を共有しているのである。