ヒラバヤシ トヨキ   Toyoki Hirabayashi
  平林 豊樹
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2000/03
形態種別 研究論文(大学,研究機関等紀要)
査読 査読あり
標題 きだ・みのるの実践的社会学----「気違い部落」のコスモポリタンとその認識の概要----
執筆形態 単著
掲載誌名 慶應義塾大学大学院社会学研究科紀要
掲載区分国内
巻・号・頁 (第50号),1-10頁
概要 きだ・みのるの社会学的文学が日本社会論の中で有する意義、及び、彼の文学は今も読み継がれる価値を有する事、を究明した。第二次大戦後のきだの文学は、戦後の復興期から高度経済成長期に掛けて書かれ、日本文化の根底に潜む傾向を示す。彼は、社会変動に抗う者ではないけれども、日本人の心性の不変性を説き続けた。1990年代以降の日本社会は様々な面で激変していると言われるが、雇用状況その他の変化にも拘らず日本人の心性や慣習は余り大きく変わらない。我々が日本社会の変化の質や度合いを測る時、きだの日本文化論は格好の分析枠組みを与えて呉れるだろう、との仮説を私は立てた。