フルタ チエ
Chie Furuta
古田 千恵 所属 看護学部 職種 助教 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2009/03 |
形態種別 | 学位論文(博士) |
標題 | 助産師の倫理的感受性とジレンマの実態 -助産の場面に焦点をあてて-(修士論文) |
執筆形態 | 単著 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 浜松医科大学大学院 医学研究科看護学専攻 |
総ページ数 | 74 |
概要 | 産科領域における医療技術の進歩、産婦の価値観の多様化により、助産実践の中でも多くの倫理的問題が生じている。そのため、倫理的問題に気がつき適切に対処することが求められている。助産師を対象に、自由裁量範囲である「助産」場面における倫理的感受性と倫理的ジレンマの実態を調査した。結果、経験年数と倫理教育受講の有無は倫理的感受性に影響していなかった。しかし、継続した倫理教育は必要である事が考えられた。病院の助産師は助産院の助産師よりも倫理的ジレンマを感じている ことが明らかとなった。一方、助産院の助産師の倫理的感受性が高く、助産実践の自立性が影響 していると考えられた。助産の場面での倫理的ジレンマは出産の集約化・産婦人科病棟の混合科 による助産ケアの制約や医師主導の分娩によるパターナリズムであった。倫理原則の対立は、分 娩第 1 期〈善行/正義〉 、分娩第 2 期〈善行/無害〉、分娩第 3 期は〈善行/正義〉であった。 |