ノムラ カヨ   Kayo NOMURA
  野村 香代
   所属   教育学部
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016
形態種別 研究論文(その他学術会議資料等)
標題 早産児の睡眠-覚醒リズムの確立と社会性の発達 : 振幅統合型脳波(aEEG)による睡眠解析と自閉症スペクトラム障害の関連
執筆形態 共著
掲載誌名 研究助成論文集
掲載区分国内
巻・号・頁 52,11-17頁
著者・共著者 永井幸代 野村香代
概要 早産児の睡眠覚醒リズムの確立(以後睡眠の成熟とする)とその後の社会性の発達の関連を検討した。対象は、2016 年 7 月より 2017 年 1 月までに在胎 30 週未満で出生し当院NICUに入院した6 名である。修正在胎(以後 PMA)32-34 週と、38-40 週における睡眠の成熟を aEEG により測定分析し,NBASの結果も考慮し検討した。
その結果、6 症例の aEEG の波形は、修正在胎に対して未熟な傾向が見られた。在胎週数が進むとともに睡眠中の AS の比率が下がり QS の比率が上がる症例が 3 例、その傾向が見られない症例が 2 例、discontinuity は在胎週数が進むと低下する成熟傾向が見られたものは 4 例であった。NBAS 結果は個人差が見られた。aEEGの結果と、NICU での治療経過では睡眠の成熟傾向が様々な指標で見られにくかった case01で出生在胎週数が低く、人工呼吸管理期間など治療も困難な状況であった。6 例の睡眠の成熟は aEEG 波形でもビデオと EEG 分析でも差異がある可能性が示唆された。本人記述部分:図1・2、表8