ミカワ コウタロウ   MIKAWA Koutaro
  三川 浩太郎
   所属   看護リハビリテーション学部 理学療法学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/02
形態種別 学会機関誌
査読 査読あり
標題 発声を伴う間欠的運動は総頸動脈血流量を増加させる-剣道の生理学的特徴の解明に向けた基礎的研究-
執筆形態 共著/連名(筆頭執筆者以外)
掲載誌名 教育医学
掲載区分国内
出版社・発行元 日本教育医学会
巻・号・頁 65(3),192-201頁
著者・共著者 有川一,田下智栄子,中村浩二,高橋哲平,◎三川浩太郎,寺田知新,渡邉孝士郎,今井 一,惠良聖一
概要 剣道の生理学的特徴を解明するための基礎的研究として,発声を伴う間欠的な自転車エルゴメーター運動実施中の総頸動脈血流量を測定した.その結果,発声を伴う80%VO2peak負荷時には,無発声時と比較してFetCO2の有意な上昇と総頸動脈血流量増加が観察された.一方,発声を伴う60%VO2peak負荷時には,無発声時と比較してFetCO2の有意な上昇はみられなかったが総頸動脈血流量が増加した.これらのことから,発声を伴う運動実施中には総頸動脈血流量増加が生じるが,発声に伴うFetCO2の上昇がその主要因であるとは言えないことが明らかになった.また,総頸動脈血流量増加の要因の一つとしては,腹圧をかけた発声-無発声に伴う胸腔内圧の上昇-解除が関与している可能性が示唆された.