ミカワ コウタロウ   MIKAWA Koutaro
  三川 浩太郎
   所属   看護リハビリテーション学部 理学療法学科
   職種   准教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2016/12
形態種別 学会機関誌
査読 査読あり
招待論文 招待あり
標題 慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者における6分間歩行試験中のSpO2低下に影響を及ぼす因子
執筆形態 共著/連名(筆頭執筆者以外)
掲載誌名 愛知県理学療法学会誌
掲載区分国内
巻・号・頁 28(2),48-53頁
著者・共著者 秋山歩夢、辻村康彦、平松哲夫、◎三川浩太郎
概要 当院における6MWT中のSpO2 低下の現状と, それに影響を及ぼす因子について検討した.対象は2014 年5 月から8 月にリハビリ依頼のあったCOPD 患者50 名( 平均年齢70.3 ± 5.6 歳, 男: 女/44:6, 病期分類Ⅰ : Ⅱ : Ⅲ : Ⅳ /6:21:19:4). 検討項目はSpO2 低下量, 肺機能(%FVC,%FEV1.0,%PEF,%V50,%V25 ),6 分間歩行距離とした.SpO2 低下量( Δ SpO2) は安静時SpO2 から6MWT中の最低SpO2 の差を算出し用いた. 検討内容は当院における各病期別のΔ SpO2 ≧ 4% の割合を調査した. さらに, Δ SpO2と肺機能及び歩行距離との関連を求め影響を及ぼす因子を検討した.一般的に用いられる肺機能パラメーターでは早期のCOPD 患者のSpO2低下の予測は困難で, 末梢気道状態を評価するV50,V25 に着目する必要があることを示唆する. さらには,SpO2 低下と歩行距離の関連性が示唆されなかったため, 歩行距離とSpO2 低下を別々に検討する必要があると考えられた。