カツキ マサト   Katsuki Masato
  香月 正登
   所属   梅光学院大学  子ども学部 子ども未来学科
   職種   教授
発表年月日 2022/05/28
発表テーマ 学習者側からの目標設定に関する実践的研究~国語学習意識の質的変化に着目して~
会議名 第142回 全国大学国語教育学会東京大会(オンライン)
主催者 全国大学国語教育学会
学会区分 全国学会
発表形式 口頭(一般)
単独共同区分 共同
国名 日本
開催地名 東京(オンライン)
開催期間 2022/05/28~2022/05/29
発表者・共同発表者 白坂洋一(筑波大学附属小学校)
概要 学習者による「問い」の生成・決定を学習者側の目標設定とし、「問い」をつくる(目標設定)→「問い」で読み合う(目標遂行)→「問い」を振り返る(目標評価)という学習展開を繰り返す実験的授業を試みた。そのプロセスにおける国語学習意識の変化をマルザーノらの「新しいタキソノミー」を活用し分析を試みた。授業分析からは、学習者相互による「問い」の生成・決定によって、学習者個々が抱く興味・意欲が授業目標化し、自立的意識が芽生え、目的的(自覚的)に読むことへと意識変化が起こるとともに、「問い」のもつ機能や読みの方略的意識など、これまで不十分とされていた国語学習意識が学習者から語られてくる事実を示すことができた。学習者の見せる質的変化は、国語的知識を「自律システム」「メタ認知」を発動し、高いレベルで学習を動かしている。