タナカ トシアキ
Tanaka Toshiaki
田中 俊明 所属 梅光学院大学 子ども学部 子ども未来学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/12/27 |
形態種別 | 研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 擬人的な自然観と自然に親しみ愛する保育・教育 ─生物多様性保全の心情をはぐくむには─ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 子ども未来学研究 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 梅光学院大学子ども学部 |
巻・号・頁 | (15),43-52頁 |
総ページ数 | 10 |
概要 | SDGsとも深く関係する生物多様性保全にかかわる保育・教育において、保全のための知識を伝達共有するだけでは不十分で、生命を尊重し環境を保全したいと感じる心情を育てることが課題となっている。本論文では、生命を尊重し環境を保全したいと感じる心情の根底にある自然観として擬人的、アニミズム的と呼ばれている自然観をとりあげ、そのような自然観がどうしてヒトの心に備わったのかについて進化心理学的に考察した。加えて、幼児期から野外にでかけ身近な自然に直に触れて遊びこむことを繰り返す経験と環境を大人が与えること。人間が進化的適応の心の基本的なデザインとしてもっている擬人的な思考を、子どもが現実の自然と結びつけて作動させるように保育・教育すること。そうすれば、子どものなかに、生命を尊重し環境を保全したいと感じる心情がおのずと育っていくであろうこと。その上に「重ね描く」かたちで保全のための知識を与えてやれば自然な形で身についていくということについて論述した。 |