カツキ マサト
Katsuki Masato
香月 正登 所属 梅光学院大学 子ども学部 子ども未来学科 職種 教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2020/11 |
形態種別 | 研究論文(大学,研究機関等紀要) |
標題 | PBLの視点からの「総合的な学習の時間」の在り方~問題解決的な態度や能力の育成を中心に~ |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 高等教育研究所紀要 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 梅光学院大学 |
著者・共著者 | 香月正登 |
概要 | 1998年小学校・中学校学習指導要領にて誕生した「総合的な学習の時間」(以下、「総合的学習」と記す)は、2期の改訂を経て現在に至っている。その変遷は、学力低下の一因として見做され、実施時間数が削減されるなど、一時の盛隆からは後退とみる向きもあるだろう。しかし、このおよそ20年間の時間で、総合的学習が教育課程全体に与えた影響はそれほど軽くない。問題解決的プロセスを定位させ、他教科の学びへの波及という点では大きな役割を果たしている、2017年の学習指導要領では、21世紀を生き抜く「資質・能力の育成」が中心的課題となっているが、これを解決する鍵を握るのは、まさに総合的学習が模索してきた探究的な学び、ひいては、その基盤となる問題解決的な態度や能力の育成である。本稿では、こうした総合的学習の方向性をより具体的実践へと向けていくためのPBL(Project Based Learning)に注目する。PBLの特徴であるプロジェクト性、協働性、デザイン的思考は、問題解決的な態度や能力と直結する学びであり、PBLの視点から総合的学習の在り方を検討する。 |